潜地艇星屑号 流星観測譚

  3  0


幼かった私が彼女に出遭ったあの日から
もう どれくらいの時が流れたのだろう。


1200P4290988.jpg


どれだけ探しても見つからなかったものは
忘れかけた頃に ふと 目の前に現れたりするものなのだろうか。

輝く緑の海原に、あの船を見つけた。


1200P4260339_20160430082104cdf.jpg


思いがけない遭遇に、私の胸は高鳴った。




1200P4290923.jpg



「うーん、地上はなんて眩しいんだ。」



1200P4290639.jpg



「あ、船長。どこ行ってたんですか。」

「なに、ちょっと見回りにね。」



1200P4290741_201604300816281cd.jpg



「で、この森はどう?今夜 星は降りそう?」



1200P4290872.jpg



「まだ、ちょっと分かりませんねぇ。
これまでの観測結果によれば・・・
うん、8割くらいで降るはずなんですけど。」

「今回はどうしても、降りたての星を回収したいんだよ。」



1200P4290743.jpg



「もうちょっと暗くなるまで、船内に戻っててもいいですか?
もう、この日差しときたら、眩しくってかなわない。」



1200P4290845.jpg



「君も私を見習って、少しは陽に当たりたまえよ。
機械室にこもりっぱなしで、君の肌ときたら
艇内発芽豆のように真っ白じゃないか。」

「酷いなぁ・・・整備士は皆こんなもんですって。」



1200P4290889.jpg



「ん?」

「どうしました?船長?」



1200P4290773.jpg



「いや、何でもない・・・気のせいかな。」



1200P4260429.jpg



「そんなことより、星は見えるの?私にも見せて頂戴。」

「そのまま見たら眼が潰れっちまいますよ。
減光眼鏡をかけて見ても、まだ明るすぎて無理です。」



1200P4290658.jpg



「まだ、あんなに陽が高いんですから。」



1200P4260407.jpg



「陽が暮れるまで、本でも読んで待っていましょうよ。
すごく良い本を手に入れたんです。船長もきっと好きですよ。」

「ふむ。どれどれ?」



1200P4260411.jpg



「次の観測地はここにしましょうよ。
この森、絶対 良い星 降りますって。」

「うむ。検討しておこう・・・。」











I appreciate your visit!!!

web拍手 by FC2
comment 3  trackback 0

goodbye cherry blossoms

  2  0


1200P3150182.jpg

また 来年
また ここで会おう













I appreciate your visit.

web拍手 by FC2
comment 2  trackback 0

桜色のお伽話2

  3  0


目覚めた姫は
王子に導かれるようにして
歩き出しました。



1200P3300032.jpg



散りゆく桜に背を向けて。
桜色の絨毯の上を
蝶のようにたおやかに。



1200P3300045.jpg



「さあ、ここが 私の国です。」



1200P3300053.jpg



「そして これからは 私たちの国。」



1200P3300065.jpg


その美しい春の国で
二人はいつまでもいつまでも
仲良く暮らしました。









I appreciate your visit.

web拍手 by FC2
comment 3  trackback 0

時間飛行者のルール

  6  0


1200P4060006.jpg



よしよし、
今回の時間飛行は大成功!



1200P4060031_20160413204620fd1.jpg



前々から、サクラって花が見たかったんだ。
文献によると、とても儚い花らしいから
時間の指定が難しくてね。
来てみたはいいが、もう花が終わっていた
なんてことはしょっちゅうさ。



1200P4060051_20160409183609290.jpg



時間飛行者のルールは3つ



1200P4060038.jpg



其の一、決して飛行先の先人類に我々の存在を知られてはならない



1200P4060049.jpg



其の二、決して飛行先に我々の持ち物を残してきてはならない



1200P4060040.jpg



其の三、決して飛行先のあらゆる遺物を持ち帰ってはならない



1200P4060042.jpg



どんなにそれが魅力的でも
花びらの一枚、
花粉の一粒さえ
持ち帰ってはいけないよ。









I appreciate your visit.

web拍手 by FC2
comment 6  trackback 0

春の妖精たち

  3  0


1200P4020025.jpg




1200P4020030.jpg



「今年も綺麗に咲いたわね。」



1200P4020020.jpg



「下がなんだか騒がしいと思ったら、
人間たちがお花見をしているのね・・・。」



1200P4020011.jpg



「樹の下で 飲んだり、歌ったり。
ほんと、人間って愉快な生き物ね。」



1200P4020036.jpg


「まあ、この陽気だものね。
分からなくもないけれど。」














I appreciate your visit.

web拍手 by FC2
comment 3  trackback 0

桜色のお伽話

  2  0


1200P33001215.jpg

The true love can break a spell.

















真実の愛が その呪いを解くの。
***
Thank you for reading this to the end.

web拍手 by FC2
comment 2  trackback 0

dreamer

  0  0


1200P3150136.jpg





1200P3150132.jpg


ねえ、アリス
今度は どこへ行って誰に会うの?


1200P3150157.jpg



君の 不思議な世界へ続く扉はいつだって
君が望めば開くのだろうね



1200P3150158.jpg


うらやましいよ、アリス
僕はいつの間にか
その国の歩き方を忘れてしまったから。









sakurAlice
***
I appreciate your visit.

web拍手 by FC2
comment 0  trackback 0
該当の記事は見つかりませんでした。